門下生メーリングリストの投稿を紹介します。
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ケロ坊です。
十番勝負で小林先生が表現の自由に触れていましたが、
おっしゃる通りアメリカは全然自由の国ではなく、ポリコレ圧力が凄いことになっています。
自分が知っている例を挙げると、来週日本でもスーパーマリオのCG映画が上映されるのですが、
「登場人物が白人ばっかり」と文句を言う俳優(ジョン・レグイザモ)がボイコットを呼びかけていました。
「人種的多様性がないぞー」とのことです。
そのことや、内容に深みがないということで、米評論家からの評価がやたら低いことでもニュースになってました。
きっと製作中からそういうポリコレ圧力はあったのだと思います。
ですが、最終的には世界観を破壊して唐突に黒人を出したりすることはありませんでした。
この映画は任天堂自身がかなり監修しているそうなので、
任天堂はポリコレと戦う意思がこの映画ではあったようです(ピーチ姫がさらわれるのではなく、戦う側になってたりする程度はあります)。
それが功を奏したのか、アメリカではアナ雪2超えの大ヒットをしています。
そしてまったくの庶民のアメリカ人からは、ポリコレに屈しなかったということで称賛されてもいます。
6月22日にはPS5でファイナルファンタジー16が発売されますが、
これもポリコレ方面から「黒人がいないぞー」と文句を言われています。
いやこれは完全に日本人が作ってるし、タイトルで「ファンタジー」と言ってるんだけど?と言いたくなります。
他国で作ってるものにも平気で自分の国の感覚を押し付けてくるアメリカニズムは全然変わってません。
こちらもうるさい声は無視して発売されますが、表現がリアル寄りなぶん叩かれているので、製作者およびスクウェアエニックス社がプレッシャーに感じていないかは心配ではあります。
ちなみにアメリカにいる元仕事仲間に聞いたら、FF16ポリコレ騒動自体を知らなかったので、興味のない人は全然知らないところも日本の政治運動と同じでした。
去年11月公開のディズニーのCG映画ストレンジワールドは、主人公の少年がストーリーと関係なくゲイです。
これは単純に話が面白くなかったとのことで大コケしています。
あとは欧米で開発されるゲームには美人が出なくなっています。
意味がわからないと思いますが実際にそうなっています。
「美人ばかり出すのは多様性がー、性的搾取がー」的な理由です。
究極は作品を作るメーカーの判断ではありますが、ポリコレに屈している(英語では“目覚めている”と言うらしい)会社ばかりです。
アメリカ人は憲法を大事にしてると言われますが、「表現の自由」をどう思ってるのか不思議です。
建前が暴走しています。